誰しも一度や二度、「滑って転んだ」経験があるかと思います。
その時の状況を思い出してみてください。
床面は濡れていませんでしたか?雨や雪、清掃の後でありませんでしたか?
ケガはありませんでしたか?
もしもケガ一つ無かったとすれば、それは不幸中の幸いといえるでしょう。

実は、転倒事故が原因で、年間約7,000人もの方が亡くなられています。
交通事故による死亡者数が年間約10,000人ですから、その数の多さに驚きです。
そして、ケガはというと年間約90,000人ともいわれています。
特に加齢の方は転倒事故がきっかけで「寝たきり」になってしまうケースも多いようです。
ちなみに 私の回りでは
・・数年前、母が道路で転倒し、大腿骨骨折(入院2ヶ月)。
  ・・最近、兄が事務所玄関前ですべって転倒(大恥かいた!)。
  ・・知人が勤務先のビルエントランスですべって転び捻挫。
  ・・友人がファミリーレストランの入口で転倒、皿を割るケガ。
  ・・友人がエスカレータで滑り、脛をケガ。
以外にあるものです。皆さんも気をつけましょう!

今まで、「滑って転んだ」のは、本人の所為と決め付けられていましたが実はそうでもない事態が近年起こっています。

事例@  コンビニ内で買い物中の女性客が足を滑らせ転倒し、左腕を縫うケガ。
       店側に115万円の支払い命令。
事例A  都内駅ビル内で主婦が転倒。左足骨折、左股関節麻痺。
       損害賠償2,200万円の支払い命令。
事例B  傍聴人が裁判所内で転倒した事故に損害賠償105万円の支払い命令。

いずれも転倒者本人の過失割合は少なく、施設のオーナー、管理者側に安全対策の不備を指摘するような判決となっています。
滑る恐れがある場所について、安全対策を講じることは今後、建物・施設の所有者、管理者の課題となるでしょう。


床面は濡れると滑りやすくなるのは皆さんの経験からおわかりでしょう。
それでは、濡れると滑りやすくなる場所に、何をどうしたら良いのでしょうか?

今までは次のような方法がありました。

方 法  バーナー加工    コーティング   テープ・シール 
特 徴焼き凸凹をつくる塗料で覆うテープを貼る
メリット施工がはやい屋内向き安価
デメリットタイルには不可
表状が全く変わる
再施工の費用大
表状が変わる
剥れやすい
表状・感触が変わる
いずれも一長一短ですが、「表状が変わる」のは共通した問題点です。

建物の重要な要素に「美観」があります。滑りやすいので、対策を講じたいが、美観も変えたくないというのは当然の要望です。
しかし、上表の方法でするのであれば「美観」は諦めざるをえません。

「ソグナップ」はそれらの問題を解決した「美観」をほとんど損なわない、新しい滑り止め工法です。


高齢化社会をむかえる今、建物・施設のバリアフリー化が奨められています。
その要素として、手すりやスロープ、段差解消、スペースの確保、更に床面への配慮があるのをご存知でしょうか?
東京都の「福祉のまちづくり条例」、「加齢者対応住宅指針」等にそれらのことが記述されています。
また、大手タイルメーカー等は、一部の商品にすべり抵抗値(BPN)をカタログに記載するようになりました。

「滑って転倒」しないように、建物・施設の所有者、管理者の方々、建設会社、設計者、メーカーが配慮する時代になったといえるでしょう。

「ソグナップ」は新築、既存、建物の規模・種類を問わず施工できます。
多くの方々に「ソグナップ」をご理解いただき、転倒事故が少しでも無くなるよう努めるのがフロアワークスです。